仕事しつつ子供ふたりを育てつつ、立ち飲みワインや好きなことも楽しむ日々のライフログ。            インデックス投資と断捨離シンプルライフに試行錯誤中

女子の友情の意味するもの  

npjoshi.jpg

ナイルパーチの女子会」を読みました。最近ゆっくり本を読む気持ちの余裕がなくて、しばらく一気読みの読書から遠ざかっていたけれどこれは通勤の行き帰りの電車で2日で読了。柚木麻子は初めて。

山本周五郎賞、そして直木賞ノミネートだけあって、登場人物の歪みの掘り下げが丁寧で読ませる内容だった。噂通り読み始めたら止まらない。登場するのは題名どおり大人の女子たち。商社で総合職、学歴も育ちも容姿も恵まれた30代女子の栄利子が愛読するブログの管理人翔子と、ひょんなことから遭遇して「友人」になっていく過程を描いている。その関係が歪んでいて怖い。「友人」になっていくというより翔子のキャラクターに憧れ、まったく相手の感情を忖度できない自分の主観から脱することのできない詰め寄り方。でも詰め寄られる翔子のほうも色々なプライベートな問題を抱え、バランスを崩していく。最後は少しだけほの明るい希望が僅かに感じられるけれど、一言で言えば「女子の友情は怖い」

「友達が欲しい」という言葉はこの本の中では「自分のことを深く理解し、共感してくれる人が欲しい」という意味が強いと思うのだけど、何もかもをさらけ出せるからいいという訳ではないというのは流石にこの年齢になると腹落ちしている。うちの母はよくこの女子(といっていいのかどうか)の友人とのトラブルが多い人で、まだそのあたりの初心者である私の娘と同じような「友達とうまくいかない悩み」があったりする。娘の私から見ていても母は友人と距離感が近い。だからこそ起こるトラブルのような気が。

私は長い友人たちがいるけれど、もう少し距離感が遠くお互いにその距離が心地いいと感じている。その距離感で交わすたくさんの会話の中に深い話があったりする。そんな関係値があることは幸せなことだと改めて思った次第です。
スポンサーサイト

Posted on 2016/10/22 Sat. 19:34 [edit]

category: 楽しみいろいろ

tb: --   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

PROFILE

NEW!

CALENDAR

CATEGORIES

COMMENT

ARCHIVES

SEARCH!

RSS

LINKS

ブロとも申請