仕事しつつ子供ふたりを育てるcafeのライフログ。インデックス投資と断捨離シンプルライフに試行錯誤中

音楽に生を捧げる人たちの幸せ  

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昔からマイナーな映画を小さい居心地の良い映画館で見るのが好きです。家では今やAmazonプライムやNetflixで見られるのだけど、2時間気持ちよく世界観に入り込んで没頭するのは難しいんですよね。洗濯機が洗い終えたアラーム音とか、子供たちが「お腹すいたから何か食べたい」とかかならず中断が入る。なのでわざわざ出かけて行ってそういう時間を確保するわけです。子供たちが高校生になると、土日がフリーになる日が多くてその時間に楽しんでいます。

そういう趣味なので東京テアトルの株主優待をフル活用しているのですが、優待券の有効期限もあり今回立て続けに音楽に関するドキュメンタリー映画を2本観てきました。「フジコ・ヘミングの時間」と「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ・アディオス

「フジコ・ヘミング・・・」は60歳でNHKの特集番組で見いだされ成功し、世界のあちこちに家を持ちながら精力的にコンサートで世界中を回るフジコ・ヘミングのドキュメンタリー。御年85歳の彼女は60歳までは不遇ながら普通の生活をしていたせいか、西海岸やパリ、京都にある家も猫や犬がいて華美では無い居心地の良さを追求した空間で、そのインテリアに興味津々。そこで煙草を愛し、それぞれの街に暖かく迎えてくれる友人たちがいて、しっかりとした彼女の言葉や生活の息吹が演奏と一緒に紹介されます。バイタリティが凄い。年齢を経ても自分の奏でる音楽を人が喜んで聞いてくれるという誰もが手に入れることはできない能力は、きっと人生の終わりまで彼女を幸せにしていくのだろうなあ。「人生とは時間をかけて私を愛する旅」という言葉、とても良いと思いませんか?演奏はどこかの街でこじんまりとした教会で、カルテットと演奏したショパンの1番が響きと雰囲気が良くてリアルタイムで聴いてみたいなあ。。。

BVSC.jpeg「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ・アディオス」は、前作「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の続編で18年の時を経て製作されたキューバの音楽家たちのその後のドキュメンタリー。もともとはソンや南米のリズムを基にした音楽を演奏してきた黒人の社交場でもあったブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ。そこに出演する演奏家達にライ・クーダ―が興味を持ち、プロデュースしたアルバムが世界的に大ヒットするまでを巨匠ヴェンダースが追った映画「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」、私は「これからふらっと映画にも行けないな・・」と思って息子がお腹にいる時に観に行った最後の映画なのです。ヴェンダースがその頃好きだったということもあって、とても感銘を受けてその大ヒットしたCDも買いました。夏になると聴きたくなって引っ張り出して聞いてはや18年、息子は高校3年生に。感慨深い。

もう現役を退いていた演奏家達なぐらいだから、既に前作の段階で70歳から90歳まで。なのでその18年のうちに半数ぐらいは鬼籍に入ってしまっているのだけど、こちらもワールドツアーを実施して命が尽きる前まで皆演奏し、歌い、幸せそうだった。何せそのおじいちゃん達がダンディーで素敵。コンパイ・セグンドなんて、どうしてこんなに90歳で色気があって恰好良くてウィットに富んでるのか。。。伝説のトランぺッターミラバールは孫が同じトランぺッターとなって祖父の世話をしつつ楽し気に世界を巡っていた。でも音楽と繋がり、それを観客が喜んで聴いてくれるという史上の体験のうちに生涯を閉じられるなんてそれこそ「最高の人生の終わり方」じゃないだろうかと思わせるドキュメンタリー。アメリカがキューバとの国交回復のシーンも映画にあり、ホワイトハウスに招待されたメンバーにオバマ元大統領がスピーチするという意外なシーンが。しみじみ今の大統領に比べて、オバマ元大統領の余裕とウイットと知性を懐かしく思う場面もありました。

2本とも音楽に生を捧げた人たちの映画で、人生の終盤に音楽に関わればこれだけ充実した生を送れるのかと。まあ、私は当然演奏家にはなれないけれど、その幸せを理解はできるというのはこれからの過ごし方に何かヒントになるかなあと。
2本ともお勧めの映画です。自分の記録として。

Posted on 2018/07/31 Tue. 22:00 [edit]

category: 楽しみいろいろ

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